2014年06月17日

タヒチの歴史・文明 15

タヒチの神話(ヒナの話)

昔、島にはヒナという大変美しい女王がいました。

ある日、ヒナは静かな森の川辺で水浴びをしていましたが、その川には恐ろしい巨大なウナギの魔物が棲んでいました。
大ウナギはヒナを一目見るなり恋をしてしまい、自分の妻にしようとさらって行ってしまいました。

それを聞いた島の勇者は、ヒナの救出へと向かいました。

大ウナギとの戦いは熾烈を極めましたが、とうとう勇者は大ウナギの首を切り落としました。
草の上に落ちた大ウナギの首は、ヒナを見つめると弱々しい声で「今はお前は私のことを嫌っているが、やがて私を愛し、毎日口づけするようになるだろう。」と告げると息絶えました。

無事ヒナを助け出した勇者は、戦利品としてウナギの首を籠に入れると、ヒナと共に村へ帰ることにしました。

途中、疲れたので大ウナギの首を草むらに置き、ひと休みすることしました。
そこで二人はついウトウトとまどろんでしまい、ふと目覚めると、大ウナギの首から見たこともない巨大な木が生えていました。
ウナギの胴のような幹には一本の枝もなく、大きな青々した葉を空高く広げ、二人の上に涼しい木陰を作っていました。
そして、やはり見たこともない大きな丸い実をたくさん付けていました。



早速その一つを取って割ってみると、中には甘くて冷たい水がたっぷり入っていました。
この実はたちまちヒナのお気に入りとなり、彼女は毎日、美味しい水を飲むたびに大ウナギの化身のその実に口づけしました。

大ウナギはココナッツの実になってしまったのですね。



今でもタヒチでは、ウナギは神様の化身として崇められているそうですよ。



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