2014年12月07日

ハワイ史の映画

ハワイ日系二世のドキュメンタリー映画を見てきました。






『Go for Broke! ハワイ日系二世の記憶』長崎上映

日時:12月6日(土)〜12月12日(金)①10:20〜 
②17:40〜

会場:長崎セントラル劇場 
長崎市万屋町5-9 
Tel:095-823-0900

料金:一般1,800円/大学生1,500円/高・中・小人1,000円/シニア1,100円

https://www.facebook.com/events/327730620732400

https://www.facebook.com/events/200436723498969 
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この映画は34名の日系二世退役軍人の証言を集めたドキュメンタリーです。

長崎出身の私は戦争についての話を幼い頃から耳にしているので、真珠湾攻撃の話や戦時中の話など興味深い内容でした。

「親はどこから来て何をしていたのか」
「自らのサトウキビ労働の様子」
「当時どんな家に住んでいたのか」
「家の中ではどんな言葉を使っていたのか」
「二世たちに流行った遊びはどのようなものだったのか」
「日系社会にあった沖縄人への差別はどうだったのか」
「HAPA(ハーフ等の意)への差別はあったのか」
そして、
「真珠湾攻撃の時の様子、民間人の被害や日系人への暴力等はどうだったのか」
「戦争時の一番の記憶は何なのか」
「戦後のハワイ社会に対する活躍はどんなものなのか」
「現在、何を思っているのか」
など、多くの話をしていました。

ハワイに残る「もう一つの日本史」的な作品と言っても良いほどでした。
その希少性が、2012年のハワイの映画賞など2つの映画コンペティションでの高い評価に繋がったそうです。
そして、ホノルル・フィルム・アワードでは〈ベスト・オブ・ハワイ〉を受賞し、マウイ映画祭では1000本以上の出品作から選ばれ、プレミア上映されたそうです。

ハワイの近代の歴史は、日系の歴史と云っても過言ではないぐらい、二世はハワイの社会に貢献していると言われています。

セントラル・パシフィック銀行は、日系人の起業を促すために故ダニエル・イノウエ達二世が創業しました。
また、SERVCOやアロハ醤油、アロハ豆腐、IOLANI、Times スーパーマーケット、ABCストア、KTAスーパーマーケット等企業を成功させ、Zippy'sやレインボウドライブインなどの有名なレストランも設立しました。

また日系人は、ハワイの文化にも大きく貢献しています。
ウクレレはオータサンが有名ですが、彼も二世退役軍人です。
そしてキルトはハワイ島ヒロに住んでいた日系のノサカさんが70年代に復興させたそうですし、フラの基本となるハワイ語も、消滅しかかったところをハワイ大学でハワイ語を教える日系のキムラ先生が80年代にハワイ語イマージョン学校を設立し、現在に繋がっています。
またそのための法整備は、故ダニエル・イノウエ上院議員の尽力によって議会を通っています。

今、私たち日本人が安心してハワイ に滞在でき、どこでも歓迎されるのは、こうした彼ら日系二世のおかげなんでしょうね。

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Posted by NOANOA 長崎校 at 07:03│Comments(0)その他
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